図面の英訳はできるのに、現場で「erect」と「install」の違いで手が止まる——そんな経験はありませんか。国交省の統計では建設業の外注・調達で海外関係が増える中、英語の精度不足が工程遅延や手戻りの一因になります。報告書では受動態、図面では略語、現場では短文指示が求められます。
本ガイドは設計・施工・保守の3領域と土木/建築の重なりを整理し、頻出語の使い分けから発音、図面・仕様書・契約・メールまで、現場即応の表現に絞って解説します。実務で蓄積したフレーズと公的基準に沿う表記で、迷いどころを一点ずつ解消します。
「build/construct/erect」「construction/building/structure/facility」の境界、HVACやMEPの略語、shall/should/mustの線引きまで、今日から使える最短ルートを提示します。まずは、誤解を招きやすいコア単語の使い分けから一緒に整えていきましょう。
建設英語の全体像を短時間で押さえる入門ガイド
建設英語はどこまでを指すかを現場視点でスッキリ整理
建設英語は、設計から施工、引き渡し後の保守までを一気通貫で扱う実務ボキャブラリーです。建築と土木は共通語も多い一方で文脈差があります。設計ではbuildやconstructだけでなく、design、specification、load、toleranceなどの精密語が中心です。施工では施工計画、品質、安全、工程を軸に、formwork、rebar、scaffold、curing、commissioningといった語が頻出します。保守ではinspection、maintenance、retrofit、facilityが核となり、asset管理の表現が増えます。土木はbridge、tunnel、embankment、pavementのように規模と構造重視、建築はfacilityやbuilding、fit-out、HVACなど利用者起点の語が目立ちます。学ぶ順序は、まず用途別の核動詞build/construct/erectと名詞constructionの読み方や略記を押さえ、その後に職種別の用語集合へ広げると効率的です。検索時は建設英語でと範囲指定し、必要に応じて建築英語や土木英語へ切り替える視点が役立ちます。
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重要ポイント
- 設計・施工・保守の3層で語彙を整理すると迷いません。
- 建築と土木の重なりは多いが、目的で語の使い分けが生じます。
- 核動詞と頻出名詞を先に固めると応用が効きます。
境界が曖昧になりやすい設備設計と土木構造の用語で迷わないための注意点
同じ語でも分野で意味が変わる代表例を知ると誤用を防げます。たとえばfacilityは建物全体の「施設」だけでなく、装置や附帯設備を指すことがあります。structureは建築でも土木でも使いますが、土木では荷重と安定を強調する傾向が強く、建築では躯体と仕上げの区別が文脈に現れます。foundationは基礎の総称ですが、pileやspread footingなど方式により表現が変わります。commissioningは設備系での試運転・調整の意味が主流で、竣工と混同しないことが重要です。建設する英語はbuild、construct、erectでニュアンスが異なり、鉄骨や塔状はerectが適します。Constructionの読み方はカタカナで「コンストラクション」、略は「Const.」が実務で見られますが、文書では略さない方が確実です。過去分詞はbuilt、constructed、erectedを使い分け、建てられた英語表現にはbe動詞+過去分詞が自然です。誤解を避けるには文脈指示語と仕様書の定義を合わせることが鉄則です。
建設英語と建築英訳や土木英語を用途ごとに切り分けるコツ
現場で迷わないためには、役割と文脈で語彙を分解し、検索語の選び方を整えるのが近道です。まず建設会社英語はconstruction company、略はCo.やLtd.など会社形態に依存します。施工会社英語はcontractor、ゼネコン英語はgeneral contractorが一般的です。建設業英語はconstruction industry、施工はconstruction work、設計する英語はdesign、設置する英語はinstall、設立する英語はestablishと区別します。建設する英語constructの過去分詞constructed、buildの過去分詞builtを基準に、過去形・発音も合わせて定着させます。Buildingとfacilityの違いは、前者が「建築物」、後者が「施設・設備」まで含む広義という理解が安全です。検索では建設英語カタカナやConstruction読み方カタカナで入口を確認し、その後「用途+英語」で深掘りします。学習順は核動詞、職種別名詞、契約・安全・品質、最後に略語と読み方の微調整です。清水建設は英語でShimizu Corporationのように社名+Corporation形が用いられます。
| 用途 | 推奨表現 | 注意点 |
|---|---|---|
| 施工全般 | construction、construction work、contractor | constructは動詞、constructionは名詞 |
| 建てる | build/construct/erect | built/constructed/erectedの使い分け |
| 建築物/施設 | building/facility | facilityは設備含意がある場合あり |
| 設計・設置・設立 | design/install/establish | 文脈で「設置/設立」を取り違えない |
| 会社・業界 | construction company/industry | companyの略記は文書規程に従う |
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検索と学習のコツ
- 用途+英語で検索すると文脈に合う例が見つかります。
- 過去分詞の定着は仕様書や報告書の品質に直結します。
- 略語より正式表記を優先すると誤解が減ります。
建設英語の基本語彙と品詞から覚えたいコア単語
動詞を使い分ける!buildとconstructやerectの意味と使いこなし術
建設英語では動詞の選択で精度が決まります。基本は「build」が幅広く、住宅や道路など日常的な建物やインフラに自然です。「construct」は技術的で公式文書や工事契約に多く、橋やトンネル、プラントのような計画的構造物と相性が良いです。「erect」は鋼構造や仮設、塔・鉄骨フレームの垂直方向に組み上げるニュアンスがあります。文型はどれも他動詞が中心ですが、目的語の対象物を意識すると選びやすくなります。例えばbuildingやhouseはbuild、facilityやstructureはconstruct、steel frameやscaffoldingはerectが自然です。現場英会話では「build a new wing」「construct a retaining wall」「erect steel columns」のように対象物+材料/機能を足して明確化すると伝達が速くなります。
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buildは汎用で会話・報告に自然
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constructは技術文書と契約で精密
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erectは鉄骨・仮設など立ち上げに適合
短いメモでも用途と文体の差を押さえると、誤解が減り工程調整がスムーズになります。
過去形や過去分詞活用と受動態で伝わるナチュラルな用例
施工記録では完了・進捗を端的に示すため、過去形・現在完了・受動態を使い分けます。汎用のbuildはbuilt/built、constructはconstructed/constructed、erectはerected/erectedです。記録文では主語を現場や構造物にして受動態にすると客観的で読みやすくなります。例は「The retaining wall was constructed on schedule.」「Steel columns were erected under calm wind conditions.」「The annex was built in 2023 and has been operated safely.」のように、日時・条件・品質指標を添えるのがポイントです。進捗は「has been constructed」「is being erected」で現在完了や進行形の受動を使うと自然です。検査合格なら「was constructed in accordance with the drawings and specifications」とし、契約語彙のspecificationsを添えると正確性が上がります。写真台帳やWeblio等の辞書で発音や過去分詞の確認をし、誤植を防ぐと品質が安定します。
名詞の核語彙!constructionとbuildingやstructureやfacilityの使い分けマスター
名詞は意味域の重なりに注意します。constructionは「建設という行為・工事」や「工事期間」を指し、「under construction」は工事中の定番表現です。buildingは完成した「建物」自体で、用途名詞(office building, residential building)と強く結びつきます。structureは機能や形態を問わない構造体で、橋梁・高架・支持構造など非建物を広く含みます。facilityは「施設・設備」で、複合機能やサービス提供の場(manufacturing facility, medical facility)に自然です。
| 用語 | 中心的な意味 | 典型コロケーション |
|---|---|---|
| construction | 建設行為・工事 | under construction, construction works |
| building | 建物 | office building, high-rise building |
| structure | 構造体 | steel structure, load-bearing structure |
| facility | 施設・設備 | manufacturing facility, public facility |
用途に合う語を選ぶことで、安全掲示や仕様書の英訳が明確になります。Constructionの読み方は「コンストラクション」、略は「const.」が文脈で見られますが、正式文書では略語の初出時にフルスペル併記が無難です。
建設英語の読み方とカタカナ表記で発音をしっかり身につける
constructionの読み方のコツと発音記号を徹底確認
英単語constructionの発音記号は/kənˈstrʌkʃn/です。ポイントは第2音節に強勢が置かれること、語頭のconは弱母音の/kən/となり「コン」ではなく「カン」寄りに曖昧化します。母音/ʌ/は日本語の「ア」と「オ」の中間で、口をあまり開かず短く出すのがコツです。語中のstrは子音連結が強く、/s/を薄く置きながら/t/→/r/へ滑らかにつなげます。語尾の-tionに相当する/shn/は母音をほとんど感じさせない「シュン」ではなく「シュン(弱いn)」で終えます。建設英語ではconstructionとbuildingの使い分けが要で、constructionは工事や建設過程、buildingは建物を指すことが多いです。カタカナの「コンストラクション」は便宜上の表記であり、アクセントと弱母音化を意識して聞くことで現場の英会話でも聞き取りが安定します。
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強勢はˈstrʌkに置く
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語頭のconは/kən/で弱く短く
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-tionは/ʃn/で素早く閉じる
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str連結は子音を落とさない
buildの発音や過去分詞の読み方の意外な注意ポイント
buildの発音は/ˈbɪld/で、綴りのuは発音されず短い/ɪ/に注意します。語尾の/ld/は子音連結になるため、lを明瞭に舌先で響かせてからdに触れるように締めると英語らしくなります。過去形builtと過去分詞builtはいずれも/ˈbɪlt/で、語尾が/lt/へ変わります。聞き取りでは語末子音が弱くなるため、直後の語との連結でd音が曖昧に消えやすい点が落とし穴です。建設英語の会話では“was built in 2020”“is being built near the site”など受動態・進行形が頻出します。特に“built by the constructioncompany”のようにby+施主・施工会社が続く形に慣れておくと、工事報告の英訳で迷いません。さらに“buildingworks”“constructionwork”のような不可算扱いにも触れておくと自然な表現に近づきます。聞き取りは語末子音と前置詞の連結を意識して訓練するのが近道です。
建設英語のカタカナ表記と発音のギャップを現場でどう乗り越えるか
カタカナ表記は助けになりますが、現場で通じるには音声と綴りの対応を優先すると効果的です。特にconstructionやbuildingのように弱母音や子音連結が多い単語は、カタカナだけだと聞き取りの精度が落ちます。建設英語を運用するうえで、工事報告、仕様説明、安全ミーティングでの英会話を想定し、音の癖を体に入れておくことが重要です。以下の簡易比較でギャップを把握し、練習の指針にしてください。
| 英単語 | 近いカタカナ | 発音の要点 |
|---|---|---|
| construction | カンストラクシュン | /kən/の弱化、/ʃn/で素早く終える |
| build | ビルド | uは発音せず/ɪ/、語尾/ld/を明確に |
| built | ビルト | /lt/で締める、受動態で頻出 |
| building | ビルディング | /bɪl/を短く、/dɪŋ/を鼻音で |
上の違いを踏まえ、練習は次の順序がおすすめです。
- 発音記号の確認で弱母音と子音連結を理解する
- 音声を反復し、カタカナとの差を自覚する
- 短文例文を録音して自分の子音処理をチェックする
- 現場フレーズに差し替えて実務語彙で運用する
この流れなら、カタカナに頼りすぎず、建設英語の発音と聞き取りが実務に直結します。
設計図と仕様書で役立つ建設英語の厳選フレーズ集
設計図の英語表現で迷わず!註記と用語の徹底整理
設計図で通じる建設英語は、用語のブレを無くすことが要です。図面は一般にDrawingまたはDetail、配置はSite plan、平面図はFloor plan、立面図はElevation、断面図はSectionと表します。縮尺はScale 1:100のように記し、北向きはNorth arrowで示します。改訂はRevisionを用い、Rev. AやRev.1とし、タイトルブロックにDate、Drawn by、Checked by、Approvedの順で残します。材料はConcrete、Rebar、Steel、Timberを基本に、建築はbuilding、構造はstructure、工事はworks/workで表記します。註記は命令形よりも明快で一義的な表現を採用し、数値はSIで統一します。曖昧語は避け、theやofの使い方を整えると、英和のズレが減り、現場の誤解も防げます。
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ポイント
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図面名・縮尺・改訂の表記を固定化すると手戻りが減ります。
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建設現場で誤解を招く口語表現は避け、辞書より実務表現を優先します。
設備設計でよく使われる略語と単位の正しい選び方
設備分野の建設英語は略語が多く、単位系の不一致が事故につながります。HVACは暖房・換気・空調の総称、AHUはAir Handling Unit、FCUはFan Coil Unit、VAVはVariable Air Volume、Ductはダクト、Diffuserは吹出口です。配管はPipe、管径はNPSまたはDN、ポンプはPump、流量はFlow rate、圧力はPressureで、kPaとPaを混同しないことが重要です。長さはmm、配管勾配は1/100のように比で示します。電気ではVoltage、Current、Breaker、Panelboardを用い、周波数は50/60 Hzを明記します。単位はSIを基本とし、inch系を使う際は併記します。略語は初出でフルスペル+括弧略記を行い、以降は略語を使用します。記号はLegendに集約し、図面間で共通化すると、国際チームでも齟齬が減ります。
仕様書と図面をつなぐ建設英語の書き方テンプレ
仕様書は図面の意図を担保する文書です。要求水準の層を分け、意図、性能、検査、判定基準をセットで書くと伝達が明確になります。shallは契約上の必須要件、shouldは推奨、mustは安全や法令で絶対遵守が必要な場面に限定します。可否判定が必要な箇所はmeasurableな表現にし、tolerance、within、not less thanを活用します。図面の註記と仕様の語彙を合わせ、construction termsの揺れを抑えます。下記テンプレをベースにすれば、英訳や和英の往復でも意味が崩れません。
| 項目 | 英語テンプレ | 記載のコツ |
|---|---|---|
| 目的/範囲 | This section covers … | 適用範囲を明示 |
| 性能要件 | The system shall achieve … | 数値と単位を必ずセット |
| 施工 | Install … in accordance with … | 規格や図面番号を引用 |
| 検査 | Verify/Inspect … | 方法と頻度を明記 |
| 判定基準 | Acceptance criteria: … | しきい値を具体化 |
上の表を使うと、建設会社や施工会社とのやり取りでも齟齬が減ります。最後に用語索引を付け、建設英語の略語や読み方を統一するとレビューが素早くなります。
建設現場でリアルに使う英語の指示文・安全&品質フレーズ
施工手順や指示の英語を作業別にすばやく整理
現場で迷わないために、起工・配筋・コンクリート・仕上げで使う表現を押さえます。建設英語は短く明確が基本です。起工では“Set out the line.”や“Excavate to the design level.”、配筋では“Place the rebar as per drawing.”や“Tie the bars at 200mm centers.”が使えます。コンクリートは“Schedule the pour at 9 a.m.”“Use a slump of 12cm.”“Vibrate evenly.”が核です。仕上げでは“Align the tiles.”“Level the screed.”“Confirm the color code.”のように品質条件を添えます。建設英語での動詞はbuildやconstructに偏らず、“install”“fix”“inspect”を目的語と一緒に短文で指示するのがコツです。下記の要領で目的→動作→条件の順に言うと聞き取りミスが減少します。
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目的→動作→条件の順で短く言うと通じやすいです
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図面参照は“as per drawing”で統一すると混乱がありません
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単位はmmとmを明言し、口頭と表示を一致させます
安全と品質でトラブルゼロ!建設英語の注意喚起フレーズまとめ
安全標識や検査時の表現は決まり文句を使うと誤解がありません。PPEは“Wear PPE at all times.”“Safety helmet and boots required.”、立入禁止は“No entry—authorized personnel only.”、墜落対策は“Use fall protection above 1.8m.”が実用的です。品質面は“Hold point: inspection required before proceeding.”“Rejected—rework needed.”“Passed—release for next work.”が便利です。建設英語の標準句を共通化すると多国籍チームでも運用が安定します。下の表で安全・品質の標識文言を用途別に整理しました。現場掲示や検査記録にそのまま転記できます。
| 用途 | 英語フレーズ | 補足 |
|---|---|---|
| PPE | Wear PPE at all times. | helmet/gloves/vest を含意 |
| 立入禁止 | No entry—authorized personnel only. | 工事区域の出入口に掲示 |
| 墜落防止 | Use fall protection above 1.8m. | ランヤード点検併記可 |
| 火気管理 | No hot work without permit. | 作業許可証とセット |
| 品質検査 | Hold point: inspection required. | 監督立会いを明示 |
表の文言は建設工事の安全衛生基準で広く通用します。掲示物は英語と日本語を併記すると周知が早まります。
クレームや報告・是正連絡を簡潔に伝える建設英語フレーズ
クレーム対応は事実→影響→要求→期限の順で簡潔に伝えると伝達ロスが減ります。写真添付は“Please find attached photos for reference.”や“See attached evidence.”が定番です。期限提示は“Please correct by 17:00 tomorrow.”“Target completion: Friday.”、是正完了は“Corrective action completed.”“Issue closed after re-inspection.”と言い切ります。建設英語では略語も使われますが、初回はフル表記にしてから略を示すと誤解が最小化します。以下の手順で送るとやり取りがスムーズです。
- 事実の提示: “We identified cracks at grid B-3.”
- 影響の明記: “This affects waterproofing.”
- 要求の提示: “Provide rework and sealant application.”
- 期限の設定: “Submit report by 12:00.”
補足として、件名に“Action Required”や“Nonconformity Report”を入れると優先度が伝わりやすいです。
建設会社や施工会社・測量会社や建設コンサルタントの英語表記を完全攻略
建設会社の呼び方や部署名を英語でスラスラ言えるコツ
建設会社は一般にconstructioncompanyやconstructionfirmと表せますが、海外ではgeneralcontractorやcontractorが実務でよく使われます。部署名は機能で分けて覚えるとスラスラ言えます。例えば本社はHeadOffice、営業はBusinessDevelopmentやSalesDepartment、積算はEstimatingDepartment、設計はDesignDepartment、施工管理はConstructionManagement、品質安全はQualityandSafety、購買調達はProcurement、人事はHumanResourcesです。現場事務所はsiteofficeで通じ、現場代理人はsitemanager、監督はsiteengineerと表現します。英会話では会社略称を補うと明確です。例えばABCConstructionCo.,Ltd.、ABCConstructionInc.のようにCo.,Ltd.やInc.を付けます。発音面ではconstructionの読み方は「コンスラクション」に近く、buildingは建物や建築全般を指し、contextでwork(s)やcivilworksと使い分けるのがポイントです。建設英語は部署と役割の対で覚えると、メールや会議での表現が安定します。
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ポイント
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generalcontractorは「元請」、subcontractorは「下請」
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Estimatingは積算、Procurementは購買
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siteofficeは現場事務所、sitemanagerは現場代理人
測量会社や建設コンサルタントの英語表記を実例でチェック
測量会社はsurveyingcompanyやlandsurveyor、より広くgeomaticscompanyとも言えます。建設コンサルタントはengineeringconsultantまたはconstructionconsultancyが一般的で、土木系はcivilengineeringconsultantが明確です。肩書はProjectManager、LeadEngineer、GeotechnicalEngineer、StructuralEngineer、測量側はChiefSurveyor、InstrumentPersonなどが使われます。設計照査はdesignreview、第三者照査ならindependentdesignreviewと書けます。部門名はSurveyDepartment、DesignDivision、GeotechnicalDivision、QualityAssuranceが定番です。文書では「承認」「確認」をapproval、verificationとし、照査記録はreviewreportで整理します。建設英語ではfacilityとbuildingの区別も重要で、facilityは設備や施設群、buildingは建物を意味します。発注者はclientまたはowner、監督員はsupervisingengineerがよく使われます。
| 日本語 | 英語表記 | 補足 |
|---|---|---|
| 測量会社 | surveyingcompany | landsurveyorは資格者を指すことが多い |
| 建設コンサルタント | engineeringconsultant | civilengineeringconsultantで土木系を明示 |
| 設計照査 | designreview | independentdesignreviewで第三者性 |
| 施設 | facility | 建物含む設備群や拠点全体 |
| 建物 | building | 単体の建築物を指す |
短い署名や図面タイトルでの略記は読み方がぶれやすいため、初出でフル表記し、括弧で略を添えると安全です。
施工会社の役割や下請・協力会社の英語表現を徹底解説
施工会社は契約上generalcontractor(GC)としてclient/ownerと契約し、専門工事はsubcontractorやtradecontractorに発注します。協力会社はpartnercompanyやvendorも使われますが、工事請負はsubcontractが明確です。役割の整理は次の順で押さえます。まず範囲をscopeofworkで定義し、図書はcontractdocumentsにまとめます。変更はchangeorder、工期延長はtimeextension、支払いはpaymenttermsで規定します。合意文言は簡潔にし、例として「双方は以下に同意する」はBothpartiesagreetothefollowing.、「本契約は工事範囲を定める」はThisagreementdefinesthescopeofwork.が使えます。完了報告はsubstantialcompletionやfinalcompletionで段階表現が可能です。建てるの動詞はbuild/construct/erectで、過去分詞はbuilt/constructed/erected。建設英語の契約はclear,consistent,measurableを意識すると誤解を防げます。
- scopeofworkを明確化
- deliverablesとmilestonesを設定
- paymenttermsとchangeorder手順を合意
- safetyrequirementsとqualitystandardsを共有
- disputeresolutionを条項化
この流れを文面テンプレート化しておくと、工事ごとの差し替えがスムーズです。
略語と専門用語も建設英語のAからZですぐ引けるクイック索引
図面や施工でよく出てくる略語を分野ごとにまとめてチェック
建設現場で迷いがちな略語は、分野ごとに押さえると一気に読み解けます。例えば構造分野ではRC(ReinforcedConcrete)とPC(Precast/PrestressedConcrete)の違いを正確に理解し、図面の記号や建物仕様の解釈に直結させます。設計や建築の情報連携ではBIM(BuildingInformationModeling)が中核で、施工調整ではMEP(MechanicalElectricalPlumbing)が要になります。さらにCIV(土木)、ARCH(建築)、STR(構造)といった図面のタブやフォルダ名で頻出するラベルも覚えておくと効率的です。建設英語の基礎動詞はbuildとconstructが中心で、過去分詞はbuiltとconstructedです。読み方はConstructionを「コンストラクション」とし、現場ではbuildingやworksの使い分けにも注意します。下記の箇条書きで頻出領域を素早く確認してください。
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RC/PC/SCの構造系:材料と工法の前提を判断
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BIM/MEPの調整系:干渉チェックや施工計画に直結
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CIV/ARCH/STRの図面系:担当領域と責務を明確化
契約や品質と安全の略語を一気に確認できるリスト
契約・調達・品質・安全は、意思決定の速度と正確性が命です。RFI(RequestForInformation)は設計照会に用い、RFQ(RequestForQuotation)は見積徴収で活躍します。品質はQA(QualityAssurance)とQC(QualityControl)を区別し、前者は仕組み、後者は検査の実務です。安全衛生ではHSE(HealthSafetyEnvironment)が枠組みになり、現場教育や監査で重要性が高まります。さらにPO(PurchaseOrder)やNCR(NonconformityReport)、PTW(PermitToWork)も現場で常用されます。誤用は契約条件や工期に影響するため、文脈と責任範囲を必ず確認してください。建設英語の表現は辞書だけでなく、実務の文脈ごとの例文を準備しておくと、theやofの前置詞句の配置が安定します。下のテーブルで用途と注意点を整理します。
| 略語 | 英語表記 | 用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| RFI | RequestForInformation | 設計照会 | 回答期限と影響範囲を明記 |
| RFQ | RequestForQuotation | 見積徴収 | 仕様と数量の確定が前提 |
| QA/QC | QualityAssurance/Control | 品質保証・管理 | 仕組みと検査の区別を徹底 |
| HSE | HealthSafetyEnvironment | 安全衛生・環境 | 手順書と教育の整合性 |
| NCR | NonconformityReport | 不適合報告 | 是正/予防の追跡を記録 |
実務での迷いを減らすには、責任者の承認フローと期日をセットで管理するのが効果的です。
略語の読み方やカタカナ慣用を現場掲示向けに知っておく
現場掲示やミーティングでは、読み方の統一が混乱を防ぎます。Constructionの読み方は「コンストラクション」、buildingは「ビルディング」、facilityは「ファシリティ」です。facilityは設備や施設の総称で、buildingは建物そのものを指し、使い分けが重要です。建設英語での動詞はbuildとconstructで、buildの過去分詞はbuilt、constructの過去分詞はconstructedです。略語のカタカナ表記はRCを「アールシー」、BIMを「ビム」、MEPを「エムイーピー」とし、読み間違いを避けます。掲示用には英語とカタカナの併記、読み方の統一、略の初出で正式名称を付すという3ステップが有効です。以下の手順で現場の表記ルールを固めましょう。
- 初出時は正式名称+略語+カタカナを併記する
- 読み方ガイドを配布し、会議で発音を確認する
- 図面・看板・手順書で表記を統一する
- 更新日と責任者を明示し、変更時に周知する
発音と表記の統一は、工事の安全、品質、工程のどれにも効きます。
facilityやbuildingやstructureの違いで絶対に迷わない意味の分かれ道
建築物・施設・構造物はこう使い分け!用途で選ぶ建設英語のコツ
「facility」「building」「structure」は似ているようで役割が違います。基本は用途で考えると迷いません。facilityは機能やサービスを提供するための施設全体を指し、buildingは屋根と壁をもつ建物そのもの、structureは橋や塔などの構造物を広く含む語です。建築や工事の現場では、契約書や英和辞典に沿った表現選択が信頼につながります。特にconstructionの文脈では、計画段階はfacility、設計詳細ではbuilding、土木寄りならstructureが自然です。加えてownership(所有)とservice life(耐用)も判断軸になります。公共施設のように複合機能ならfacility、オフィス棟単体ならbuilding、杭・桟橋・鉄骨フレームのような要素はstructureが適切です。発音や読み方はbuilding「ビルディング」、facility「ファシリティ」、structure「ストラクチャー」と覚えておくと会話での誤解が減ります。建設英語の表現は、意味と用途の線引きを先に決めることが実務の近道です。
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facilityは機能中心で、敷地や設備も含む包括的な概念です
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buildingは建物単体で、用途別にoffice buildingやresidential buildingと細分化します
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structureは構造物一般で、橋梁や耐震フレームなど「形と強度」を重視します
補足として、工事契約や仕様書では用語の定義が章立てで示されるため、該当定義に合わせて単語を選ぶと表現の揺れを防げます。
| 用語 | 中心概念 | 典型例 | 語感の近さ |
|---|---|---|---|
| facility | 機能・サービス | 物流施設、研究施設 | 設備や敷地を含む |
| building | 建物本体 | 本社ビル、寮 | 建築寄り |
| structure | 構造体一般 | 橋、塔、架台 | 土木・構造寄り |
インフラか上物かで正しく使い分ける建設英語の実践ノウハウ
現場で迷うのは、infrastructureとbuilding worksの境界です。道・橋・上下水のようなインフラはstructureまたはworks、上物はbuildingが基本線です。施設運営を含めて語るときはfacilityが便利で、例文ではto construct a new logistics facilityやthe structure was designed for seismic loadsのように目的語でニュアンスを決めます。建設会社を指すときはconstruction company、略はCo.やLtd.の付記が一般的です。動詞はbuildが汎用、constructは計画性と技術性が強めで、過去分詞はbuiltとconstructedです。設立するはfoundまたはestablish、設置するはinstall、設計するはdesign、施設はfacility、建築はarchitectureまたはbuildingです。読み方はconstruction「コンストラクション」、Constructionの略は図面で「CONST.」などが使われる場合があります。建設英語での表現は、土木要素か建築要素かをまず判定し、次に機能か形状かで名詞と動詞を選ぶと精度が上がります。
- 用途を判定する:インフラか上物かを先に決めます
- 機能か形状かを選ぶ:facility(機能)かstructure(形状)かを決定します
- 動詞を統一する:工程ならconstruct、一般説明はbuildを使い分けます
- 略語・読み方を確認する:図面や契約の表記ゆれを避けます
この流れをテンプレ化すれば、英和辞典の確認も最小化でき、英会話や仕様書での齟齬を防げます。
建設英語のメールや契約でそのまま使える定型文と便利テンプレ
依頼・確認・報告の書き出しや結びを使いこなして印象アップ
現場もオフィスもスムーズに回す鍵は、英語メールの第一声と締めくくりです。建設英語では、納期や添付、丁寧表現を明確にし、建設会社同士の合意形成を早めます。書き出しは相手の状況配慮と要件の要約、結びは行動依頼と期限の再提示が基本です。以下のポイントを押さえると、工事の進捗報告から仕様確認まで一貫したトーンで伝わります。特にconstructionの用語は略語が多いため、添付の説明を一文で補うと誤解が減ります。読み手の負担を下げるため、1メール1トピックを意識し、buildやconstructなどの動詞は能動で簡潔に使います。
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期限提示の型
- Could you please review the attached drawing and revert by
? - We kindly ask for your confirmation no later than
.
- Could you please review the attached drawing and revert by
-
添付案内の型
- Please find attached the BoQ and revised construction schedule.
- Attached is the site photo log for your reference.
-
丁寧表現の型
- We would appreciate your feedback.
- Thank you for your continued support on this project.
短い定型を積み重ねることで、建設英語のメールは安定し、相手の対応も早まります。
契約変更・見積・請求を完全カバー!建設英語の定番フレーズ集
契約変更や見積、請求は表現の揺れをなくすほど強いです。建設英語ではchange orderやvariation、unit price、payment termsなどの用語を一貫して使い、数量差異と支払条件を明示します。数値は表と本文で同じ記法にそろえ、読み方が曖昧な略は初出で正式名を併記します。以下のフレーズは工事の追加・削減、単価調整、請求サイクルの合意まで網羅しています。constructやbuildの過去分詞はconstructed/builtで問題ありません。facilityとbuildingは文脈で使い分け、契約文ではscope of worksと紐づけると誤解が減ります。
| 目的 | 英文テンプレ | 使用ポイント |
|---|---|---|
| 変更注文 | We request a change order (CO) for the additional works described in Annex A. | 初出でCOと併記し根拠資料を添付 |
| 数量差異 | We confirmed a quantity variance between the IFC drawing and site measurement. | 差異の起点(IFC/As-built)を明記 |
| 見積提示 | Please find our quotation based on the revised BOQ and specifications. | 前提(BOQ/Spec)を先に示す |
| 支払条件 | Payment terms: 30 days EOM upon invoice and acceptance of works. | 期日と条件をワンフレーズで |
| 請求書 | Kindly issue the invoice referencing PO No. and contract section. | 参照番号の一致を促す |
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変更注文の定型
- We agree in principle, subject to cost and schedule impact assessment.
- Please proceed at risk with temporary works, if acceptable.
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数量差異の定型
- The measured quantity exceeds the BOQ item by 12%. Please advise.
- As-built drawing indicates a deviation from the design.
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支払条件の定型
- Retention will be deducted as per the contract.
- Payment will be released upon milestone completion.
上記を番号手順で運用すると、合意が早まります。
- 変更の事実と根拠資料を提示する(図面・写真・現場計測)
- コストと工期の影響を暫定で共有する(rangeでも可)
- 承認経路と期日を明記して依頼する(担当名・役職)
- 承認後は請求参照番号を統一し、記録を更新する(log管理)
この流れをテンプレに落とし込めば、construction契約のやり取りがぶれずに進みます。
建設英語の学習ロードマップと独学で実力を伸ばすステップ
職種別の優先語彙!建築設計や施工管理や測量の必修ワードセット
建設英語は職種ごとに必要な語彙が異なります。学習効率を高めるコツは、まず共通の基礎を押さえ、その後に専門語へ拡張することです。共通基礎はbuilding、construction、site、drawing、specification、safety、scheduleなどの頻出語です。建築設計はplan、elevation、section、BIM、load、code、detail、tolerance、materialが核になります。施工管理はmethod statement、work sequence、RFI、inspection、punch list、site diary、procurement、temporary worksを優先します。測量はbenchmark、traverse、datum、offset、stakeout、as-built、tolerance、total stationが実務直結です。略語も実務必須です: RFQ、PO、ETA、A/F、TBD、N/A、WIP、T&Cなどは文脈で意味が変わるため、現場での用例とセットで覚えます。読み方はConstructionは「コンストラクション」、constructは「コンストラクト」、facilityは「ファシリティ」、buildingは「ビルディング」が自然です。建設する英語はbuildやconstructが一般的で、過去分詞はbuilt、constructedです。設立する英語はestablish、設置する英語はinstall、設計する英語はdesignで使い分けます。建設会社英語はconstructioncompanyが通例で、施工会社英語はcontractorやbuilderを状況で選びます。清水建設英語はShimizuCorporationのように固有名詞を公式表記に合わせます。以下のポイントを意識すると定着が早まります。
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共通基礎→職種特化→略語・書式の順で学ぶ
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読み方と発音記号を同時に確認して音から覚える
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例文でコロケーション(単語の結びつき)を定着
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現場書類(図面、指示書、報告書)で実運用を反復
簡潔に優先順位を決めることで、学習の迷いが減り、用語の意味や発音が業務と直結していきます。
発音やシャドーイングとスピーキング練習の最短ルート
発音と運用力は「聞く→真似る→使う」の循環が最短です。まずConstructionの読み方を正確に掴み、強勢位置を意識します。constructは動詞、constructionは名詞、Construction動詞という誤解を避け、buildと使い分ける練習が重要です。過去形・過去分詞はbuild–built–built、construct–constructed–constructedで、建てる過去分詞形を音とセットで覚えます。次の手順で短期集中します。
- 音読ウォームアップ: 単語→チャンク→例文の順で5分。強勢とリズムに注意します。
- シャドーイング: サンプル音声を1分単位で反復し、子音連結と弱形をなぞります。
- 録音してギャップ確認: 自分の発音とモデルを比較し、母音の長短と語尾子音を修正します。
- ロールプレイ: 発注者、contractor、設計者の役割を交代し、指示・合意・確認の表現を固定化します。
- 自動化: よく使う現場表現を定型化し、即答できるまで速度を上げます。
以下の例文は工事現場で頻出です。音読と録音で精度を上げましょう。
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“Please submit the method statement and inspectionplan by Friday.”
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“The as-built drawings must match the latestrevision of the design.”
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“We need to install the temporaryworks before concreteplacement.”
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“The constructioncompany will coordinate delivery and siteaccess.”
反復は短時間でも毎日が効果的です。強調とリズムを意識すると、聞き取りも同時に向上します。

