多様な事情に対応する住まいの確保
一般社団法人蝦夷サポート協会が提供する住宅支援は、保証人不要・保証会社不要で入居できる点が大きな特徴です。北海道指定の住宅確保要配慮者居住支援法人として、生活保護受給者、求職中の方、身寄りのない方、高齢者、出所者、入居審査に通過できなかった方など、それぞれ異なる背景を持つ方々の住まい探しを支援しています。 札幌市内全域において、即日入居可能な物件から、ペット飼育可能な物件、インターネット無料の物件まで、多様なニーズに応える賃貸物件を取り扱っています。契約に至るまでの不動産仲介会社との交渉や各種手続きにも同行し、住居確保に関する不安を軽減しながら、安心して新生活をスタートできるようサポートしています。
生活困窮からの脱却を目指す包括支援
一般社団法人蝦夷サポート協会では、経済的困窮により最低限度の生活を維持できなくなるおそれのある方々に対し、包括的な支援を展開しています。2019年の設立以来、「働きたくても働けない」「住む場所がない」という切実な状況に置かれた方々を支え、自立に向けた道筋を共に歩んできました。生活困窮者自立支援法に基づく第2のセーフティネットとして、多様で複合的な課題を抱える方々への相談支援を実施しています。 ネットカフェ難民、車中生活者、ホームレス状態の方、離職により住居を失った方など、緊急的な支援を必要とする状況への対応として、一時保護施設の提供、生活保護申請サポート、行政手続きの支援、医療機関への同行、引越しや不用品処分のサポートなど、生活再建に必要な幅広いサービスを提供しています。
経済的自立を実現する就労サポート
一般社団法人蝦夷サポート協会における就労支援では、求職者一人ひとりの状況や能力を丁寧に把握し、適切な就労機会の提案を行っています。お仕事紹介、就労準備支援、求人情報の提供を通じて、安定した収入を得られる環境づくりをサポートします。単に職を見つけるだけでなく、長期的に働き続けられる基盤を整えることで、真の経済的自立を目指しています。 生活困窮者が抱える複雑な課題に向き合い、その人らしい自立の形を一緒に模索しながら、地域社会の中で暮らしを立て直すための継続的な支援を実施しています。就労後も必要に応じてフォローアップを行い、安定した生活が継続できるよう、きめ細やかなサポート体制を維持しています。
社会とのつながりを取り戻す支援
一般社団法人蝦夷サポート協会は、社会構造の変化により生じた人と人とのつながりの希薄化や社会的孤立のリスクに対応するため、地域に根差した支援活動を展開しています。貧困の世代間連鎖や複雑化した生活課題に向き合い、2013年に成立した生活困窮者自立支援法の理念を実践する団体として、一人ひとりに寄り添った支援を提供しています。 生活が破綻しそうな状況や、困難を抱えた方が身近にいる際に相談できる窓口として機能することで、地域全体のセーフティネットを強化しています。行政機関や医療機関との緊密な連携のもと、利用者が孤立することなく地域社会の一員として安心して暮らせるよう、多角的な視点から支援を行っています。


